ヴィンテージのグッチのバンブーバッグ。このバッグはキャメル→レッドにリカラーを行ったのですが、中身が劣化しているという問題を抱えていました。

グッチバッグ　中身のベタつきを修理していきます

ヴィンテージのオールドグッチによくある中身のベタつき。
まだ軽症ならベタつきを止めることもできますが、こんな感じで剥がれたりしてくるとバッグに入れたお財布やスマホにもベタベタがくっついてしまいます。

グッチバッグ　内装交換前の様子

中にポーチや巾着袋などを入れて使うやり方もありますが、形が合うポーチじゃないとバッグの容量が少なくなるし、巾着袋はくしゃくしゃになって余計なストレスになったりします。
長く使いたければ、内装を交換してしまうのがベストです！！

内装交換は、中身を解体して修理していきます

こちらのバッグは内側だけでなく、外側にもダブルでポケットがあるので、ほぼ完全にバラバラに解体してやり直しです。
サラサラでしっかりとしたシャンタン生地に取り替えるとこんな感じになります！

グッチバッグの内装修理は、仕上がりに感動

内側のファスナーポケットはナシにすることもできますが、せっかくロゴタグも赤に染め直しましたし完全再現してみました！
内装交換のビフォーアフターは写真に撮りにくく、また写真映えもしにくいですが、仕上がりの感動は大きいです！

セルジオロッシのピンクのパンプス。
こちらのヒールの革巻替え修理をご紹介したいと思います。

パールっぽいキラキラしたピンクのエナメルがキレイです。

パンプスのかかと、修理前の様子

こういう色の革って探すのがとても難しいんです。
それでもellaは簡単にはあきらめません。

エナメルに限定せず探しますねということでお客さまにもお伝えしました。

結果、ピッタリだったのはこちらのスムースレザー。
外して並べた感じでは違和感も少ない色です。

ホントはピンクのエナメルも見つかっていたのですが、この細さのヒールに巻ける伸びがない場所だったので裂けてしまって巻ききれず、こちらになりました。

ヒールを付け直して完了！

ツヤがないのでめちゃくちゃなじんだとは言えませんが、かなり近いピンクで仕上げることができました！

探すのは大変なんですが、いい感じの色のものが見つかるとやっぱりうれしいですし、お客さまも喜んでいただけました。

今回はこれまでのエルメスのケリーつながりでケリーバッグのリカラーをご紹介します！

小傷もちらほら見えますね。アップで見るとけっこうわかる感じです。
裏面の角上部は当たりやすいのかハッキリとわかる色ハゲが。
底の角も。バッグの角ってやっぱり擦れますよね…。

小傷や色ハゲをリペアしていきます

ケリーベルトを外したところにも小傷がちらほら見られます。
開け閉めすることが多いケリーは傷も付きやすいんでしょうね。
この素敵なボルドーカラーはそのままで、傷たちをなくしていきましょう！

はい、キレイになりました。ベルトの色が薄くなっていたところも全くなくなりました。

修理によってエルメスバッグの傷が消えました

小傷なんてどこへやら。アップで見ても何の小傷もありません。

エルメスバッグが買ったばかりの輝きを取り戻しました

上部の角スレもなくなったし…もちろん下部の角スレもなくなりました。
ケリーベルトや金具の周りもすっかりキレイになりました。

さすがはエルメス。ブランドを象徴するバッグのひとつであるケリーバッグの革の質感はやはり最高峰ですね。
ダメージは気になったときが直し時。

今回は、ヴィトンのお財布の修理をご紹介します。
ボロボロになってしまっても、しっかり修理することで、ブランドの輝きが戻ってきます。小銭入れや長財布、それぞれケース別に見ていきましょう。

ルイヴィトン財布修理の前に、なぜボロボロになってしまうのか？

ルイヴィトンの財布はなぜボロボロになってしまうのでしょうか。それは、素材そのものに原因があります。ヴィトンの財布に使われている、合皮や加工革の加水分解による劣化によって表面がボロボロになってしまうのです。そのため、定期的なメンテナンスが必要なのです。

ヴィトンの小銭入れがボロボロになってしまった時の修理

モノグラムの小銭入れがボロボロになってしまった時の修理の様子です。
コバの部分が傷みがきれいになっています。

開きかけていた蓋のところもきれいにカバーできました。

ヴィトンの長財布がボロボロになってしまった時の修理

ラウンドジップ長財布の表面がボロボロになってしまった時の修理例です。

色ムラと、表面を押したような傷が目立っていましたが、
全体を濃いめのダークブラウンにして、色ムラをなくしました。

ヴィトンのマークが型押しされているので、消えてしまわないように
傷は残しましたが、かなり目立たなくなり、裏面の激しい色ムラもなくなりました。

サイドの色ムラもなくなり、全体的にシックな財布に生まれ変わりました。

マルチカラーがとっても素敵な
ラルフローレンラグビーのキャンバストート

鮮やかなマルチカラーを蘇らせたい！！

こちらの素敵なキャンバストート。
汚れが気になって洗ってみたら色落ちしてしまったそうです。
とてもお気に入りだけど今はなきブランドなのでどうにかきれいになりませんかとのことでご依頼。

元々はもっとパキッとした鮮やかな色だったとのことですが、特にネイビーの部分は色落ちが激しく、ホワイトの部分は黄ばんできてますね。
マルチカラーのキャンバス素材はかなりの難敵。一色ずつ仕上げていかないといけないのと、混ざってもいけない・・・。なかなか難しそうですね。

Before & After
ラルフローレンラグビーの”マルチカラーキャンバストートのクリーニング&カラーリング

鮮やかな色が見事に蘇り、バッグ全体にハリが戻りました！！
色もビビットカラーでパキッと仕上がり、ハンドルの境目も綺麗な仕上がりです。

今回のポイント

ホワイトに付いた汚れや黄ばみは色を重ねてもカバーしきれないことが多いのですが、こちらは見事にきれいになりました。

また、ハンドル部分は色が飛ばないようにしたりするのが大変でしたが、とても綺麗に仕上がってよかったです。

こちらは今年の初め頃にご依頼いただいたものですが、春になったら持ちたいとおっしゃられていたので、来年また活躍しているといいなと思います。

ミラーソール
張り替えコレクション

滑り止めを考えるなら絶対コレ！

ミラーソール張り替えのご紹介

レッドソールのルブタンに、ベージュのソールのミュウミュウ、ブラックのソールのピエールアルディ。
靴底は意外と後ろから見えています。また、磨り減ったままだと、とても滑りやすくなるので時期がきたら張り替えるとよいのですが、滑り止めを考えるとミラーソールがオススメです。

では、３色のミラーソール張り替えこちら

Before & After
ルブタンレッドソールの張り替え

レッドソールコートを使ってレッドソールを蘇らせることもできますが、滑り止めを考えるなら絶対ミラーソールです。

Before & After
ミュウミュウ〜U字貼り仕上げ〜

ベージュ系はブランドによっても色が違うのでミラーソールと完全同化するものはなかなかないかもしれませんね。擦れている部分までカバーするように貼りたくなりますが、ストームのない靴にはU字貼りがマストです。後ろすぎる部分まで貼ったことが原因で底割れしたら修復不可能になることもありますしね…

Before & After
ピエールアルディ〜U字貼り仕上げ〜

ツヤのない革底用のシルクソールもあります。

ミラーソールも靴によって色々と選べる

ヴィトンのモノグラムの
二つ折りのお財布

お札入れが傷み・・・さらに。

こんにちはellaです。

二つ折りのお財布。開いてみると修理の必要があるのがすぐにわかりますが、
さらに分解してみると、中の方もだいぶ傷んでいました。
(カードケース部分は写真を撮ってもわかりにくいのでお札入れの部分だけの写真になります)
とても大事にたくさん使っていただいていたのだな感じますね。

では早速修理していきます。

Before & After
二つ折り財布　中身の修理

仕上がりはこちらです。これでもう安心です。
同じアイテムでも傷み方は様々なので、それぞれに合った直し方をご提案させていただきます。

これからも長くご愛用いただけると嬉しいですね。
次回もお待ちしております。

エルメスのガーデンパーティー
クリーニングで綺麗に！

シミと黄ばみが気になる
エルメスのガーデンパーティー

こんにちはellaです。

遠目からはそこまで目立たないシミと黄ばみ。
近くで見ると確かに汚れている。
明るい色ですし、使ってるうちにどんどん汚れが付いていってしまいますよね。

まずはシミ部分を重点的に

最初はシミの部分を重点的にやっていたので、
一度目ではあまり全体的に黄ばんでいることがわかりませんでした。
シミの周辺に白さが戻ったということは全体ももっときれいになるはず。

２度のクリーニング

というわけで再度クリーニングしてみた結果…

Before & After
バッグのクリーニング

少し写真では分かりにくいかもしれませんが、くすみや黄ばみがなくなって、無事に全体的にきれいになりました。
クリーニングは汚れが付いてから早めに対応する方がきれいになる確率が高くなります。
洋服でもそうですが、時間が経つと汚れが落ちにくくなりますので
汚れには気付いたときがクリーニングのタイミングです。

マノロとジャンヴィトロッシのポインテッドトゥ
先端の傷がすっかりきれいに

今回は靴のつま先の傷直し

こんにちはellaです。
ポインテッドトゥパンプスのつま先の先端に傷がいくのはもはや宿命…
こちら上の写真はマノロブラニクの靴。
ごくごく浅めの傷ではありますが、気になるなら直した方がいいですよね。

そして、こちらの上の写真はジャンヴィトロッシのブラックパテント。
エナメル素材ということでかなり目立ちます。

Before & After
カラーリングでお直し

実はこういった傷はカラーリングで綺麗に。

傷が浅めの状態で持ってきてくれてよかったです。

これからも長く履いて、たまにお直しにきてくださいね。

スタンダードな革ベルト交換
アニエスの腕時計

今回は腕時計の
よくある革ベルト交換をご紹介

こんにちはellaです。

腕時計、これもやはりお気に入りのものを長く使う方が多いですね。
今回は革ベルトの交換。
ベルト裏面の劣化が激しく、ポロポロになってしまってます。
結構このベルト交換楽しいんです。

Before & After 
腕時計の革ベルト交換

今回付け替えるのはブラウンの型押しのベルトです。

だいぶ雰囲気が変わりますね。

裏側ももちろん綺麗に。